「世間(よのなか)はちろりに過ぐる、ちろりちろり」。室町時代にはやった歌謡を集めた「閑吟集」に、こんな小歌がある。世の無常を歌っているのだが、一瞬の動きを表す「ちろり」というのが面白い▲形あるものが生まれ、また崩れ去るのもしょせん「ちろり」…
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