比叡山の東塔にあった巨大な鐘が大風に飛ばされ、転がる先の僧坊を壊しながら谷底に落ちていったという話が「今昔物語」にある。永祚(えいそ)元(989)年8月13日とあるから、気象史上に名高い平安時代最大の台風の時らしい▲この折、宮城や寺社の多く…
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