2004-12-03から1日間の記事一覧

心のこもった相聞の年賀状

国文学者の池田弥三郎さんが富山県魚津市の大学に勤めていたころ、東京にいる友人の文芸評論家、山本健吉さんに手紙を書いた。文面はただ一行、「ブリさし、イカさし、さしすせそ」。 こちらの魚はうまいぞ、一緒に飲みたいね、という池田さんの心を読み取っ…